Good evening!
今日は人が持ってる”声”の力について書こうかと。。
私は
幼少期ハスキーボイスだった時期、
散々自分の声は低いと思い
合唱ではなんの疑いもなく
“アルト”を担当してきた。
しかし、
大学で副科として声楽という分野に手を伸ばし
歌を本気で学ぶにつれて、
自分の音域を広げることがすごく楽しく、
またどんどんと昨日出なかった音が
今日は出るようになって…
というなんだか未知の森を一つ一つ探っていくように
新たな世界が見えることにハマってしまい、
今では真ん中のCから数え2オクターブ上のCまで
出るように成長した。(一応出るようにはなったものの、しっかり音程として機能するにはまだまだ熟練が必要だが…)
つい5年前では高い”G”がようやく出るレベルだったが、
今ではAs、Aがとても心地良いと思うようになったのだから、
“歌い続けると喉が慣れる”
というのが本当だと実感している。
そして今ではむしろ中学生、高校生では楽に出ていた
真ん中のCより下の音域を出すのが苦しい。
人の慣れとは恐ろしい物だと感じる。
そして、
高い音域を拡張してきた中で思うのは、
人は歌える音域が広がれば広がるほど、
声の柔らかさやツヤに磨きがかかり、
いわゆる様々な”声質”を持つことができるのかもしれない。
“ふわふわした声”
と一昔前にはバカにされていたとさえ
思っていた自分の声質だが、
それは翻って、
柔らかい=人に安心感を与える
という意味では
この声質が
愛情たっぷりの曲調や
バラードの音楽の深さ
を表現する手助けになるかもしれないと感じている。
まだまだ自分の声に自信は持てないが、
歌うことが無条件に楽しい!と思える今、
歌えるだけ歌い続け、昨日より今日、今日より明日と
自分の声を歌を
育てて行きたいと思う。
正直、ピアノへの愛が1000だとしたら、
声楽への愛は500ぐらいなのだけど、
いつか、
1000+500で
ピアノ愛と声楽愛が相乗効果で
どちらも1500となるように。。
私は明日からも
弾き続け歌い続ける…
ピアノの超絶技巧は弾けないけれど、
その代わり音楽を歌とピアノで二倍に楽しめる。
なんて贅沢なんだろう。。